新人薬剤師必見!!複雑な認定薬剤師制度を現役薬剤師がわかりやすく解説〜最初に取得するべき資格も解説〜

こんにちは、薬剤師ブロガーのてつんです!薬剤師になると、日々勉強が必要になります。一言で勉強と言っても何から始めたらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか?先輩薬剤師から「認定薬剤師は早めにとった方がいいよ!」「専門薬剤師って興味ある?」って質問された人も少なからずいると思います。今回は薬剤師になって一番初めに取得を目指すべき資格について記事にしていきます。今後各種認定薬剤師や専門薬剤師の取得を目指す薬剤師には有益な内容となっていますので、最後まで是非みてくださいね!それでは張り切っていきましょう。

この記事の結論

就職先に応じて以下の資格取得を目指そう!

病院薬剤師・・・「日病薬病院薬学認定薬剤師」

薬局薬剤師・・・「日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師」

目次

薬剤師認定制度認証機構(CPC)について

薬剤師は生涯研鑽が義務付けられている

日本薬剤師会作成の薬剤師行動規範には生涯研鑽という項目があり、日々自己研鑽をすることが求められています。

学習は様々な形で行うことができます。専門書を購入して読むことや自分の気になる学会に参加すること、病院や薬局内で開かれる勉強会や医薬品メーカー主催の勉強会に参加をすることも自己研鑽の一つであると言えるでしょう。

しかし、「私は薬学書を100冊読みました!」「学会に10個参加しました!」と自己主張したところで証拠もなければ他人に評価されることもありません。

そこで薬剤師に対する生涯学習と認定制度を第三者評価する機関として薬剤師認定制度認証機構(CPC)が存在しており、CPCが認定した機関の研修や認定薬剤師は日本のどこでも通用するようなシステムが構築されています。

つまり、CPCに認定された機関の研修や認定薬剤師を取得することが自己研鑽を第三者に評価してもらうために必要なのです。

てつん

CPCが承認したプロバイダーの各種認定薬剤師を取得すれば日本のどこで働いても評価されるよ!

嫁様

なるほど。何となく理解できたわ。
プロバイダー毎に色々な認定薬剤師制度があるのね!

てつん

その通り!がんに特化した認定薬剤師の資格も取得するプロバイダーによって名前や取得方法が異なるんだ!

各種認定薬剤師とは

同じ「がん」についての認定薬剤師でもプロバイダーによって呼び名や取得難易度が異なる

CPCが認定している機関(プロバイダー)は約30機関ほどあり、その機関が独自で様々な認定薬剤師制度を持っています。

例えばCPCが認証している機関の「日本病院薬剤師会」では「がん薬物療法認定薬剤師」を取得できます。

一方で「日本医療薬学会」では「がん専門薬剤師」を取得でき、がんに対する認定薬剤師でも認証機関(この場合だと日本病院薬剤師会なのか日本医療薬学会なのか)によって取得できる認定薬剤師が異なります。

もちろん資格取得難易度も異なります。

以下に二つの認定申請資格のリンクを貼っておきます。

日本医療薬学会認定がん専門薬剤師認定申請資格

日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師認定申請資格

例えば日本医療薬学会認定がん専門薬剤師では学会発表が必須ですが、日病薬認定がん薬物療法認定薬剤師では学会発表の必要はありません。

つまり、どの機関(プロバイダー)でなんの認定薬剤師を取得したいかによって必要とされる項目が異なるため注意が必要です。

自分が目標としている認定薬剤師にはどのような要件が必要なのかをしっかり理解して、要件を一つ一つ計画的にクリアしていくことが重要になります。

てつん

先輩薬剤師がなんの資格を持っているのか確認してみると参考になるよ!

日病薬病院薬学認定薬剤師・日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師とは

嫁様

新入職員で取りたい認定薬剤師が定まっている人はいいけど、決まってない人はどうしたらいいの?

てつん

大丈夫!そんな人にオススメの認定薬剤師を紹介するよ!

「日病薬病院薬学認定薬剤師」か「日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師」を目指そう!

この2つの認定薬剤師資格は様々な認定・専門薬剤師の基盤になります。

先ほどのがん認定薬剤師の必要条件を見てみると、

どちらも日病薬薬学認定薬剤師の資格が必須になっていることがわかります。

多くの専門及び認定資格は日病薬病院薬学認定薬剤師か日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師どちらかの資格を有していることを条件にしていることが多く、どのような資格を目指すにしてもどちらかを取得することが必要です。

病院薬剤師であれば「日病薬病院薬学認定薬剤師」

薬局薬剤師であれば「日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師」を取得するようにしましょう。

どちらの資格も3年もあれば取得できますし、様々な分野の研修もあり幅広い知識を獲得することができます。

薬局薬剤師ならばかかりつけ薬剤師の要件としてCPCより認定された研修認定薬剤師の取得が必要ですので、研修センター研修認定薬剤師を取得していれば問題ありません。

病院薬剤師であれば今後取りたい専門分野が見つかった時のためにも日病薬認定薬剤師を取得しましょう。

日病薬認定薬剤師の取得方法について詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

例外として、現在病院薬剤師で今後薬局に転職することが決まっている場合は最初から日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師を取得してもいいでしょう。薬局では日病薬認定薬剤師の更新は不可能ですからね。

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まとめ

ここまで最初に取得するべき資格について記事にしてみました。薬剤師生涯研修制度は複雑でわかりにくい部分が多く、新人薬剤師は必ず迷う部分です。詳しい先輩薬剤師に聞きながら自己研鑽を進めていきましょう!

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