病院薬剤師ママ4人のリアル|子育て両立と年収の本音

病院薬剤師ママ4人のリアル|子育て両立と年収の本音|薬剤師×子育てのアイキャッチ
この記事でわかること
  • 急性期病院で働く薬剤師ママ4人のリアルな勤務シフト
  • 子の急な発熱への対応と、看護休暇の使いやすさ
  • 時短勤務でも年収500万円台を確保できる病院薬剤師の実態
  • 子育てとの両立で「きつい点」と「やってよかった点」のリアル

「病院薬剤師って、子育てしながら続けられるの?」

そんな疑問を持つ方は多いと思います。私自身、病院薬剤師から調剤薬局へ転職した経験があり、現在は管理薬剤師として働いています。だからこそ、「ママ薬剤師にとっての病院って、実際どうなの?」という疑問は、ずっと気になっていました。

そこで今回は、実際に急性期病院で働く薬剤師ママ4人にアンケートを取らせてもらいました。土日・当直の実態、子どもの急な発熱への対応、時短中の年収、ぶっちゃけきつい点まで。リアルな本音を集めたので、病院薬剤師への転職を考えているママ、または現在の働き方に迷いを感じている方にとってヒントになれば嬉しいです。

病院薬剤師のママが子どもの手を握りながら笑顔で働くイメージ。子育てと両立できる職場環境を象徴
図1: ママ薬剤師×病院勤務の温かい両立イメージ
この記事を書いた人
  • 大学病院レジデント3年→地域中核病院→調剤薬局
  • 現在は調剤薬局で管理薬剤師として勤務
  • 5社以上の転職エージェントを利用
  • 育児と仕事の両立を心がける
  • 詳しい運営者情報は「こちら」

       てつん

目次

今回アンケートに答えてくれた薬剤師ママ4人のプロフィール

4人全員が急性期病院で働く現役の薬剤師ママです。雇用形態が時短正社員からパートまで異なるので、いろいろな立場のリアルな声が集まりました。

アンケート概要(2026年5月実施)
  • Aさん:急性期・中規模病院 / 正社員・時短勤務中
  • Bさん:急性期・大規模病院 / 40代・フルタイム正社員
  • Cさん:急性期病院 / 正社員・時短勤務中
  • Dさん:急性期病院 / パート勤務

4人全員が急性期病院勤務という共通点がありますが、置かれている環境が違うからこそ、子育て×病院薬剤師の働き方を多角的に見ることができます。

土日・当直はどうなってる?ママ薬剤師の勤務シフトの実態

病院薬剤師というと、「土日出勤や当直が避けられない」というイメージを持つ方が多いと思います。でも今回のアンケートでは、子育て中への配慮がしっかりある職場の様子が見えてきました。

Aさん(中規模急性期・時短勤務中)

土曜は各自月1回の休みを選択可。6歳まで時短勤務+当直・日直免除の制度あり。フルタイム復帰後は月1回程度の当直か日直が入る程度。

Bさん(大規模急性期・フルタイム・40代)

月1〜2回の土日出勤あり。希望すれば子育て中は外してもらえる。振替休日で平日に休みが取れる。当直も今は免除を使えている。

Cさん(急性期・時短勤務中)

時短中は土日・当直ともに免除。通常勤務になると月2〜3回の当直あり。

Dさん(急性期・パート)

土日・当直ともになし。パートという働き方が、子育ての柔軟性を最大限に活かせている。

てつん

4人全員、子どもが小さいうちは「免除」という制度を活用していました。
これは病院薬剤師の大きなメリットだと思います。

全体を通して見えてきたのは、時短勤務中は土日・当直ともに免除されるケースが多いこと。子どもが小さいうちは手厚いサポートが受けられる環境が整っている病院が多いようです。とはいえ、職場の規模や運営方針によって状況は大きく変わるので、転職前の情報収集が大事になります。

子どもが急に熱を出したら?休みやすさと有休の取りやすさ

子育てをしていると、「子どもが急に発熱した!」というピンチは日常茶飯事です。

そのとき職場に休みを申し出やすいかどうかは、ママ・パパにとって死活問題です。

  • Aさん:「すごく取りやすい」薬剤師の人数が多くて1人抜けてもカバーできる体制が整っている
  • Bさん:「申し出ればダメとは言われない」看護休暇が使えてとにかく助かっている
  • Cさん:「シフト次第では休みにくい日もある」正直なコメント
  • Dさん:「休みやすい」パート勤務のため柔軟に対応可能
子の看護休暇とは?(2025年4月改正反映)

子どもの看護のために取得できる法定休暇です。年間5日(子が2人以上なら10日)取得できます。2025年4月の育児・介護休業法改正で、対象範囲が「小学校就学前」から「小学校3年生修了まで」に拡大され、感染症による学級閉鎖や入園・卒園式なども取得理由として認められるようになりました。

病院のような大きな組織では制度が整備されているケースが多く、有給休暇を消化する前に使えるのが大きなメリットです。

有休については4人全員が「取りやすい」または「割と取れる」と回答しました。

ただBさんからは「人員が減っているときや産休が多い今は全然取れなくなった」というコメントも。

職場の人員体制によって変わる部分もあるので、転職するなら職場の規模・人員バランスを事前に確認するのが大事です。

気になる年収のリアル|時短勤務でも500万円台は確保できる

気になる年収についても、率直に教えてもらいました。

名前雇用形態年収目安
Aさん正社員(時短中)500万円台前半(フルタイム時:600万円前後)
Bさん正社員・40代(フルタイム)600万円台前半(中途入職のため低めとのこと)
Cさん正社員(時短中)ノーコメント
Dさんパート時給2,500円〜2,700円程度

Aさんのケースを見ると、時短勤務中でも500万円台前半を確保できていて、調剤薬局のフルタイム勤務と比べても遜色のない待遇です。Bさんは40代でフルタイム・土日出勤・当直ありで600万円台前半。「夜勤手当がなくなると収入が減る。でも夜勤はもうできない」という本音も聞かせてくれました。

Dさんはパートながら時給2,500円〜2,700円程度。週3〜4日勤務でも十分な収入が得られる水準です。子育て期は派遣やパートで時給を上げる選択肢も視野に入れると、ライフステージに合わせて柔軟に働けます。

てつん

「病院薬剤師は年収が低い」って言われがちですが、子育て期に大事なのは「年収」と「休みやすさ」の両立。
時短で500万円台が出るなら、十分選択肢になりますよね。

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子育てとの両立、ぶっちゃけ「きつい点」は?

もちろん、いいことばかりではありません。リアルな「きつい点」も聞きました。

  • Aさん:「特に感じたことはない」ただし「朝の準備時間は戦場」(ママ薬剤師あるあるで共感しかない)
  • Bさん:「年齢で役職にされる。断れないまま時間外の仕事が増えた」夜勤手当がなくなると収入が減るが、転職すると有休が少なくなって動けないというジレンマも
  • Cさん:「フルタイムと同じ仕事量を、時短かつ残業なしでこなすのがきつい」時短勤務あるあるの問題
  • Dさん:「覚えることが多い」急性期病院ならではの薬剤の多様さ

Bさんが話してくれた「時短中は収入が減るが、それで生活が回らない」というジレンマは、多くのママ薬剤師が抱える悩みだと思います。スキルアップで認定薬剤師の資格を取って役職や手当を狙うことも、選択肢の一つになります。

それでも病院を選んでよかった|ポジティブな声まとめ

  • Aさん:「人数が多くて1人休んでも十分カバーできる」現在は土日完全休みで夫と休みが一致。「土曜日休みのありがたみを初めて感じた」
  • Bさん:「自分の医療費がかからない補助がある」「正社員として17時以降が無理でも続けられる環境」調剤薬局への転職も考えたが、時間帯の問題で断念
  • Cさん:「基本土日休み、薬剤師が多いから休みやすい」子どもとの時間が確保しやすい
  • Dさん:「色々な部署があってやりがいがある」病棟・調剤・外来化学療法など幅広い業務がスキルアップにつながる

「転職を考えたことがあるか?」という質問には4人中3人が「ある」と回答しましたが、理由は主に「給与」や「通勤距離」など。今の職場への大きな不満というより、ライフステージの変化に合わせた選択肢を探している様子でした。

ライフステージで選べる選択肢|病院 × ママ × 働き方

4人の声をまとめると、ママ薬剤師にとって「病院薬剤師」は意外と現実的な選択肢になります。ライフステージに合わせて、こんな選択肢の中から選べます。

働き方メリットこんな人に合う
正社員(時短勤務)収入維持+土日・当直免除ブランクなく続けたい人
正社員(フルタイム)役職・手当で収入アップ子どもが大きくなり時間が取れる人
パートシフトの柔軟性が最大家庭優先で柔軟に働きたい人
派遣時給高め+期間限定で稼げるスポット的に働きたい人

派遣という選択肢は意外と知られていませんが、子育てしながら高時給で稼ぎたい方には合うことがあります。

💼 病院薬剤師への転職・条件交渉はプロに相談を

子育て中の働き方を考えた転職は、時短勤務の可否・当直免除・看護休暇の有無など、条件確認が特に重要です。エージェントを通じることで詳細な職場情報を事前に入手できます。

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まとめ|病院薬剤師は子育てとの両立がしやすい職場か?

この記事のまとめ
  • 時短勤務中は土日・当直が免除されるケースが多い
  • 子どもの急な発熱でも休みやすい職場が多い(看護休暇が使える)
  • 時短中でも年収500万円台を確保できるケースがある
  • フルタイム復帰後は体力面・役職面での課題が出てくることも
  • 薬剤師が多い大規模病院は1人抜けてもカバーしやすく安心

病院薬剤師と子育ての両立は、
職場の環境と制度の活用次第で十分可能

今回4人のママ薬剤師の声を聞いて感じたのは、「職場選びと制度の活用が、子育てと仕事の両立を大きく左右する」ということです。特に子どもが小さいうちは、時短・当直免除など制度が充実しているケースが多く、意外と手厚い環境が整っている病院もあります。

私自身、調剤薬局で管理薬剤師をしていますが、今回のアンケートを通じて「病院薬剤師という選択肢も、子育て中のママには意外と向いているのかも」と改めて感じました。転職を考えている方は、ぜひ時短制度の有無や当直免除の条件を事前に確認してみてください。

※本記事は2026年5月時点のアンケート結果と公開情報に基づくものです。法定制度(子の看護休暇等)は最新の改正情報を厚生労働省等の公式情報で必ずご確認ください。年収・労働条件は個別の病院・契約により異なります。実際の転職検討時は各エージェント・病院に直接ご相談ください。

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