こんにちは!薬剤師ブロガーのてつんです。この度2023年5月に無痛分娩で元気な男の子を出産いたしました。今回は今後無痛分娩を控えている人のみならず、普通分娩の費用って実際いくらかかるの?といった疑問にも具体的にお答えしていきます!是非最後までご覧ください。それでは張り切っていきましょう!
最初に結論から!
無痛分娩及び出産にかかった費用は¥960,970
うわぁ・・・もうすぐで100万円だったんだね。
ただ、出産育児一時金の直接支払い制度を利用したから実際に払った金額は約46万円だよ!
無痛分娩とは
あらかじめ日程を決めて行う「計画無痛分娩」と陣痛や破水がきてから麻酔を使用する「自然無痛分娩」があり、産院によって取り扱っている無痛分娩の種類が異なるので、注意してください。
- あらかじめ分娩を行う日を決め、陣痛誘発剤を使用して計画的に出産を行う。
- スケジュールが組みやすく、上の子供がいたり、忙しい人におすすめ。
- 計画日以前に陣痛や破水が来てしまった場合は無痛分娩ができず、普通分娩に切り替わることもある。
- 子宮口が開きにくい場合は計画通りにいかないこともある。
- 陣痛や破水が来た後に麻酔を入れるため、より自然に近い形で分娩を行うことができる。
- 産院によっては痛みの状況に応じて麻酔を入れるかどうか決めることができる。
- 夜間や祝日などに陣痛や破水となってしまうと産院によっては無痛分娩ができない可能性もある。
産院によっては24時間365日いつでも無痛分娩ができる病院もありますが、平日の9時から17時までに出産できなければ無痛分娩ができませんという病院もあります。自分の出産する病院がどのような無痛分娩のスタイルになっているのかは事前に聞いておきましょう。
2023年現在無痛分娩は保険適応外のため全て自費となり、出産費用に無痛分娩代が上乗せされることになります。
私たちの病院は「計画無痛分娩」しか行なっていなかったね
出産日が事前に決まるから、休みは取りやすかったな!
無痛分娩の流れ
ここからは私たちてつん夫婦が経験した内容を記載していきます。産院によって時間や治療方針等も異なりますし、妊婦さんの状態によっても治療が変化しますのでご了承ください。
内診にて子宮口の開き具合をチェックし、子宮の入り口が少し柔らかくなっており、なんとか明日分娩に臨めそうとのことで入院決定。
内診の結果次第では入院できないと言われていたから少しホッとしたよ!
子宮口をより開かせるために「プロウぺス膣用剤」を使用。夕方くらいまでプロウペスという薬を膣内に挿入し子宮口を柔らかくします。
お腹の張りがありプロウぺスを抜く。この時点で子宮口は2cm程度開いており、翌日の計画無痛分娩へ挑むことが決定。プロウぺス膣用剤の効き目次第ではそのまま帰宅の可能性もあると言われていたのでなんとか薬が効いてくれたようです。
分娩予定日前日はこれにて終了!ドキドキしながら翌日を迎えました!
陣痛誘発剤点滴開始。子宮口やお腹の張り状況を見ながら点滴の速度をあげていきます。陣痛は早すぎてもいけませんので、陣痛の間隔を常にモニターで確認していきます。この時点ではまだ麻酔も入れておらず、お腹が張った時には多少痛みを感じる程度でした。
子宮口が3〜4cmまで開いたところで硬膜外麻酔の開始。麻酔科の先生付き添いの元、薬を注入していきます。点滴が身体の中に入っていくと痛みがスッとなくなり、陣痛時にはお腹の張りを感じる程度。お腹の張り状況をモニターで確認しつつ、子宮口が全開になるまで談笑して過ごしました。
10時30分に嫁様から電話があり、急いで病院へ向かったよ!
麻酔が入ると先生が内診しても痛みは全くなく、違和感があるくらい。夫と助産師さんと楽しく話しながら過ごしていたよ。
助産師さんや先生に補助をしてもらいながらいきんでいきます。ただ初産ということもあり、なかなか出てきてくれません。今思えば、麻酔をしているため、お腹の張りすら分かりにくくなってきており、上手にいきむことができていなかったのかもしれません。この時夫は心配そうにこちらを見つめていました。先生からは、もしこのまま出てきにくい場合は吸引分娩、鉗子分娩、最悪の場合は緊急帝王切開になると言われました。
正直麻酔も入っているし、先生もいっぱい居たので、緊急時はすぐ帝王切開に移れる環境だったよ。
子宮口が全開になってから1時間程度いがんばりましたが、なかなかベビーが下に降りてこず、母体の体力も消耗してきました。結果、会陰切開後に吸引分娩を行うことに。1回目の吸引では出てこず、2回目の吸引で無事元気な男の子を出産することができました。
妻と一緒に病室内のモニターを見たり、いろいろお話したりして落ち着いたお産だった気がするよ!
痛みはほとんどなく、違和感やお腹の張りがあるくらい。次も絶対無痛分娩にする!
実際かかった分娩費用
ここからはいよいよ分娩費用を細かく見ていきます!分娩費用については妊婦の状態や病院の環境、その他様々な要因で変化します。参考程度に是非確認してみてください。
- 計画無痛分娩
- 6泊7日入院のうち5日間個室
- プロウぺス膣用剤使用
- 平日時間外出産
- 吸引分娩
- 病床数約600程度の中規模総合病院
病院の規模や行った処置、時間などで金額は大幅に異なるので参考程度にしてください。
実際にはこの金額から出産一時金の「500,000円」を引いた¥460,970円がお支払い総額です!
クレジットカードに対応している病院ならポイントがゲットできて少しだけお得だよ!
クレジットの場合は支払い限度額に注意が必要だよ!
まとめ
お金はかかったけど、陣痛がきている間もほとんど痛みがなく和やかなムードでとてもいいお産になりました。普通分娩と比べて無痛分娩は体力の消耗も少ないようです。実際妻は産後すぐに笑顔で我が子を抱くことができました。
私たち夫婦はもし次回も子供を授かることができたなら迷わず無痛分娩を選びます。安い買い物ではないですが、是非検討してみてくださいね。
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