薬剤師レジデントの全実体験【3年間のリアル、給料、転職での評価】

【新卒薬剤師へ】

「薬剤師レジデント制度って何をするの?」

「給料はいくら?」

「本当に価値があるの?」
このブログでは、私が実際に経験した3年間のレジデント経験から

すべてを詳しく解説します。

【30~40代薬局薬剤師へ】

「レジデントって興味あるけど、どんな経験をするのか知りたい」
「レジデント経験者の話を聞きたい」

そういった疑問も、この記事で解決できます。
実は、レジデント経験は「その後の薬剤師キャリア」に大きく影響します。

この記事でわかること
  • レジデント制度の基本と歴史
  • 1年目~3年目の具体的な業務内容(実体験ベース)
  • レジデントの給料・生活実態
  • レジデント経験が、その後のキャリアにどう活きるのか

最後には、レジデントを検討している人が

「判断材料を得られる」ような構成にしました。

この記事を書いた人
  • 新卒で大学病院3年間のレジデント研修修了
  • 病院から薬局への転職で年収大幅アップ
  • 5社以上の転職エージェントを利用
  • 現在は調剤薬局で楽しく働いている
  • 育児と仕事の両立を心がける
  • 詳しい運営者情報は「こちら」

       てつん

目次

薬剤師レジデントとは

レジデントは薬剤師卒後研修制度の位置付け

【レジデント制度の歴史と特徴】

日本では2002年に北里大学病院が導入したことをきっかけに、
大学病院や比較的大きな病院へ広がりました。

米国の制度を参考に、「1年目は基礎知識を広く学び、
2年目以降は専門領域を深掘りする」という段階的な研修が多いです。

ただし、病院によってカリキュラムはまちまち。
3年間のプログラムもあれば、6ヶ月のみの病院も存在します。

【新卒だけじゃない、だけど実際は新卒がほとんど】

公式には「新卒以外でも構わない」という方針です。
勉強したい意欲があれば、誰でも歓迎という建前。

ただし、実際には?
私の同期は全員新卒でした。

つまり、レジデント制度は「大学卒業直後の卒後研修」という
位置づけが強いのが現実です。

どの病院で実施されているの?

全国で40施設以上がレジデント制度を導入。
採用時期は病院により異なります。

現在募集中の施設は以下で確認:
👉 日本薬剤師レジデント制度研究会

⚠️ 重要:レジデント=臨時職員

レジデントは「臨時職員」です。
正規職員の枠が空くまで待たせられることもあります。

修了後の雇用は保証されていません。
そのまま就職を目指す場合は

応募前に必ず「修了後は正規職員採用か」を確認してください。

レジデントって実際どんなことをするの?

レジデントは各病院によってカリキュラムが大きく異なっています。

そのため、病院ホームページからカリキュラムを調べることがおすすめ。

今回は、私の経験を紹介していきます。

レジデント1年目 中央業務全般を学ぶ

1年目は一切病棟に上がらず、中央業務に専念

1年目は「病棟に上がらない」という特徴があります。

STEP
調剤室 6ヶ月間

調剤室で毎日6ヶ月間研修を行います。

調剤室の電話を常に持たされ、医師や看護師などからの

電話対応も全てレジデント1年目が担当。

調剤スキル以外にも

どんな質問にも答えれる対応力がつきます。

てつん

電話の子機を2つ持たされて、
両方の電話が同時に鳴った時の
ハラハラ感は今でも忘れられません。

STEP
注射室 6ヶ月間

内服だけではなく、もちろん注射薬の研修も行います。

定時薬、臨時薬、定期薬など全ての対応をします。

注射のセットから払い出しまで

注射室の業務全般を行います。

STEP
医薬品情報室 1週間

医薬品情報室(DI)業務も研修も行います。

DIニュースを作成したり、医師からの質問に答えたりと

デスクワーク中心ですがゆっくり学べるいい機会でした。

各配属先での研修に追加して

先輩薬剤師による研修が毎日のように組み込まれていました。

病態について、薬物治療について、薬事についてなど

毎日様々なテーマの勉強をさせていただきました。

この1年間で学ぶこと
  • TPN(高カロリー輸液)の混注
  • 抗がん剤の混注
  • 医師からの電話対応
  • 病院システムの理解
  • 薬学的知識の基礎

全ての業務にチェックリストがあり、

業務理解度を確認しながら進みます。

てつん

レジデントの先輩に
いろんなことを教えてもらったよ。

初めての一人暮らしだったから
生活面のアドバイスなんかも
もらったよ!

【1年目終了時のレベル】

医師や看護師からの質問には

ほぼ答えられるレベルまで 薬剤師としての基礎が完成します。

レジデント2年目 病棟薬剤業務(3科をローテーション)

4ヶ月ごとに異なる診療科をローテーション

私の場合・・・

  • 精神科 4ヶ月
  • 心臓血管外科 4ヶ月
  • 血液内科 4ヶ月

4ヶ月周期で「悪性腫瘍」「外科」「内科」全てを

網羅できるように病棟を異動していきます。

4ヶ月目には配属された病棟での

症例報告を全薬剤師の前で発表をし、

さまざまな指摘を受けることで更なるレベルアップになります。

4ヶ月ローテーションのメリット
  • 多くの疾患に短期間で触れられる
  • 幅広い薬学知識が身につく
  • 年3回の「症例報告」はアウトプットの練習に
  • 各診療科の医師・看護師とのネットワークが広がる
てつん

4ヶ月は「あっという間」
最初は「短い」と感じますが、

3病棟を1年で経験することで、
深さと広さの両方が手に入ります。

嫁様

1年目で中央業務を
徹底的に覚えることが
結果的に2年目以降の病棟業務に
活かされそう!

てつん

よく気づいたね。
医療スタッフからの相談って
病院システムに関わることが多い。

1年目でしっかりシステムを
理解することで、

質問に正確に回答でき、
コメディカルから信頼を得ることになるんだ。

レジデント3年目 専門性を高める&資格取得

より専門性を高め、研究や資格の獲得へ

3年目は「1年間同じ病棟」という大きな変化があります。

てつん

私は糖尿病内科で
1年間研修をしたよ!

【1年間同じ病棟のメリット】

  • 医師・看護師との関係が深まる
  • 病態への深い理解が進む
  • 患者さんの経過を長期で見守れる
  • 研究にチャレンジできる環境が整う

【資格取得の可能性】

私は「日本糖尿病療養指導士」という資格を取得しました。
レジデント3年間で、スキル+資格を同時に手に入れることも可能です。

【研究について】

病院によっては「研究必須」の場合もあります。
臨床研究の経験は、その後「企業薬剤師」「CRO」「薬局」「病院」などへの
転職に大きなアドバンテージになります。

レジデントの給料ってどうなっているの?

病院によっては給料なし、むしろ支払うことも・・・

レジデント3年間で身につく「見えない資産」

給料は低いですが、3年間で身につく資産は計り知れません。

【スキル面】

  • 病院薬剤師の全業務習得
  • 臨床知識の深さ
  • 医師・看護師との関係構築力
  • 発表などのアウトプット力
  • 研究経験(論文発表など)
  • 複数の資格取得機会

【ネットワーク面】

  • 大学病院での人脈
  • 同期レジデントとの生涯の友情
  • 先輩薬剤師との関係

【キャリア面】

  • 「レジデント修了」が、その後の転職・昇進に有利に働く
  • 病院・薬局・企業など、多くの職場で評価される
  • 初任給交渉での+50~100万円も可能

つまり、「給料ゼロ~20万円/月の3年間」の後、
その後のキャリアで大きく取り返せる可能性を

秘めているということです。

てつん

レジデントで得た知識・経験・人脈
全てが今の自分にプラスに働いているよ!

実際3年間給料は少なく大変だったけど
それ以上に得られたものが大きかったな。

👉 その後のキャリアについては「レジデント後の転職で年収を上げる方法」で詳しく解説しています。

まとめ:レジデント3年間は「人生を変える投資期間」

いかがだったでしょうか?

この記事では、レジデントの基本と、1年目~3年目の具体的な業務を解説しました。

【レジデント経験の本質】

給料は低いですが、3年間で身につく「臨床知識」「研究経験」「人脈」は、
その後のキャリアに大きく影響します。

実際、私自身

  • レジデント時代:手取り20~24万円
  • レジデント修了後:転職・昇進で年収+150万円

このように、「3年間の投資」が、

その後の人生を変えることになりました。

【次のステップ】

この記事を読んで「レジデント、いいな」と感じた人は、
以下の記事も読んでください

【最後に】

私自身、レジデントはとってもいい経験でした。

「何度もやめてやる!!!」と思ったことはありますが、
修了した今となっては、レジデントを経験してよかったなと思っています。

メリット・デメリットをしっかり理解した上で、
後悔のない選択をしていただけたらと思います。

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