薬局薬剤師のお仕事

今回の記事では薬局薬剤師のお仕事について記事にしていきたいと思います。この記事を読んでいただけると薬局の薬剤師がどんな仕事をしているのかがわかります。それでは行きましょう!

目次

調剤および服薬指導

薬局薬剤師のお仕事の8割がこの調剤と服薬指導

さまざまなクリニックや病院から処方された処方箋を患者さんが薬局に持参されます。その処方箋に基づき薬を調剤し、患者へ説明をおこないます。基本的な調剤業務、処方監査については病院薬剤師と変わらないので以下の記事を参考にしてください。

病院薬剤師のお仕事② ~調剤~

病院との大きな違いは「検査値が見えないこと」

病院であればカルテを見ればすぐにバイタルや検査値がわかります。そこから薬の効果や副作用を確認することができるのですが薬局では病院のカルテを見ることができません。最近では処方箋にQRコードで検査値を貼ってくれている病院も増えてきましたが、全ての病院が導入しているわけではありません。そのため薬局薬剤師は患者から検査値や副作用を聞き出すことが重要になります。時には「病院で医者に血圧を報告しているのになんで薬局でまた同じことを聞くんだ!!」とか「薬屋は薬だけ出していればいいだろ!!」とお叱りを受けることもあります。しかし、薬の効果や副作用を評価するためには患者から聞き出すしかないのです。

疑義照会

病院でも行いますが薬局では近くに医師がいないので少し大変です・・・・

処方箋の内容に誤りがあったり、患者から聞き出した情報から副作用が疑われる場合は疑義照会をおこないます。病院の場合は電話を1本かけ、医師からすぐ回答をもらえることが多いのですが調剤薬局の場合はそうも行きません。FAXのみしか疑義照会を受け入れていない病院や外来診療中のため返事に時間がかかる場合もあります。その場合は一度患者さんには帰宅していただくか薬局内で待っていただくしかありません。安全のために仕方がないことですが患者さんを待たせることは薬剤師でも心が痛いです。

薬の在庫管理

薬の上手な管理は永遠の課題

内服薬の在庫を管理することも薬局薬剤師の仕事です。厚生労働省のホームページによると令和2年3月現在で医療用医薬品として使用できる薬剤品目数は1万6000品目程度あり、毎年増え続けています。調剤薬局は病院内の薬局と異なり、どこの病院の処方箋も受け付けています。そのためどの薬を在庫として置いておくか判断することも重要です。薬には使用期限があり、使用期限を超えた薬剤は破棄となってしまい、薬局の損失に繋がります。そのため、薬剤師はさまざまな種類のある薬をどの程度在庫として確保していくかが重要です。

訪問在宅薬剤管理指導

薬剤師が患者の自宅に訪問し薬の管理を行う仕事

超高齢化社会が進んでいる日本において、薬局薬剤師に求められる仕事として訪問薬剤管理指導があります。具体的な内容としては介護の必要な患者さんのところへ訪問し、薬の説明を行います。時には残薬を確認し、医師へ残薬調整依頼をしたり、服薬カレンダーへ薬をセットしたり、患者の状態に合わせて薬剤提案を行います。訪問薬剤管理指導業務は休日も関係ありません。定期的に訪問している患者さんの状態が変化し、薬剤が必要と医師が判断した場合は薬を自宅まで届けます。24時間365日対応できるようにしておく必要があります。もちろん薬局では1人の薬剤師が常に対応しているわけではなく、交代で行うことが多いです。

まとめ 〜今後の薬局薬剤師に求められること〜

薬を調剤して渡すだけが薬剤師ではない!!!!

近年診療報酬の改訂が進み、単に調剤や薬を渡すだけでは薬局薬剤師として生き残れなくなってきています。超高齢化社会において薬剤師に求められることは、医薬品の適正使用はもちろんのこと、不要な薬剤を削減し薬剤費を減らすことも重要となっています。近年調剤薬局はコンビニよりも増えており、病院の前に構えていれば利益が出る時代はもう過去のことです。薬や病気の知識はもちろんのこと、患者とのコミュニケーションを積極的に取り、患者の「かかりつけ薬剤師」となることで患者からも国からも求められる薬剤師となることが今後の課題となっています。

さて、ここまでで病院薬剤師や薬局薬剤師の仕事を記事にしていきました。今後は病院や薬局に就職するメリットやデメリットを比較していきますので楽しみにお待ちください!

〜本日の処方箋枚数〜

16枚(すくなっ!!!)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次