病院薬剤師の認定薬剤師【給料アップ・キャリアに繋がる取得方法】

こんにちは!薬剤師ブロガーのてつんです。

「認定薬剤師を取得すると給料が上がる?」
「3年かかるけど、実際には何をするの?」

新人病院薬剤師が必ず聞く質問ですね。この記事では、日病薬認定薬剤師の取得方法だけでなく、
給料アップ・キャリア形成にどう繋がるかを、3年間のレジデント経験から詳しく解説します。

計画的に取得すれば、5年後には年収 550万円 → 650万円の昇進・転職も現実的です。

この記事を書いた人
  • 病院から薬局への転職で年収大幅アップ
  • 5社以上の転職エージェントを利用
  • 現在は調剤薬局で楽しく働いている
  • 育児と仕事の両立を心がける
  • 詳しい運営者情報は「こちら」

       てつん

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目次

日病薬病院薬学認定薬剤師とは

日病薬病院薬学認定薬剤師(以下日病薬認定薬剤師)制度

高度化する医療の進歩、チーム医療の推進に伴い、医療の質の向上 及び医療安全の確保の観点から、薬剤師が薬物療法に主体的に参加するという社会的要請に応 えるため、高度化・複雑化する薬物療法等の幅広い知識及び高度な技能を習得し、臨床現場に おける実践力を有する薬剤師を養成し、国民の保健・医療・福祉に貢献することを目的とする。

日病薬病院薬学認定薬剤師制度規定より抜粋

日病薬病院薬学認定薬剤師

本規程第12条に定める書類審査及び認定試験に合格し、高度化・複雑化する薬物療法等の幅広い知識及び高度な技能を習得し、臨床現場における実践力を有することが認められた者をいう。

日病薬病院薬学認定薬剤師制度規定より抜粋

簡単に言えば、

日本病院薬剤師会が幅広い知識を得た薬剤師を認定してあげますよ!

という制度です。

認定薬剤師制度は様々な機関(プロバイダー)が実施しています。

日病薬はプロバイダーの中でも病院薬剤師業界の中では一番大きな機関です。

プロバイダーについては以下の記事を参考にしてください。

認定・専門薬剤師を取得するための基盤

日病薬は

  • がん
  • 感染制御
  • 精神科
  • 妊婦・授乳婦
  • HIV感染症

5部門の認定・専門薬剤師制度を持っており、

受験資格には日病薬認定薬剤師を有していることが条件としてあります。

また、緩和領域の日本医療薬学会緩和薬物療法認定薬剤師(PCT)

受験資格にも日病薬認定薬剤師(一部他のプロバイダーの資格でも可)を

有していることが条件となっています。

つまり各部門の認定・専門薬剤師を目指すためには

日病薬認定薬剤師を取得する必要があるのです。

てつん

認定・専門薬剤師になるために
日病薬認定薬剤師が必須!

認定薬剤師取得のメリット:給料・キャリア

現職での給料メリット

正直に言うと、取得しても現職の病院で給料は上がりません。
ただし、昇進(副主任→主任→管理者)のステップで年収 600万円以上を目指す場合、
認定薬剤師は「昇進の前提条件」になることが多いです。

てつん

病院では取得必須だね。

転職時のメリット(給料 ↑50万円〜150万円)

  • 病院転職: 年収 550万円 → 600万円以上
  • 薬局転職: 年収 600万円 → 700万円以上も狙える(管理薬剤師候補)
  • 専門薬剤師へのステップ: 認定薬剤師は必須要件
てつん

病院は専門・認定に必須
薬局はかかりつけ薬剤師に必須

つまりどっちに転職しても
評価される資格だよ

専門薬剤師へのステップ

がん、感染制御、緩和などの専門分野で認定を取得すれば、
キャリアアップ、病院の転職にも有利に。

👉 詳しい薬剤師の給料比較はこちら

日病薬病院薬学認定薬剤師の取得条件

てつん

日病薬認定薬剤師の
取得手順を見ていこう!

以下の要件を満たす者を日病薬病院薬学認定薬剤師とする。

 (1)本会正会員又は特別会員(保険薬局勤務・大学教員等の薬剤師)であること 

(2)過去3年度を通算して50単位以上を取得し、かつ下記①~③のすべてを満たすこと 

①日病薬病院薬学認定薬剤師制度研修カリキュラムのうち、下記の項目の単位数を取得していること

 ・ Ⅰ-1~3の各項目の中から1項目以上履修し、合計2単位以上取得すること 

・Ⅱ-1~6の各項目の中から2項目以上履修し、合計4単位以上取得すること 

・ Ⅲ-1~2の各項目を履修し、合計4単位以上取得すること 

・ Ⅳ-1~2の各項目を履修し、合計4単位以上取得すること 

・ Ⅴ-1~3の各項目を履修し、合計6単位以上取得すること 

②薬剤師認定制度認証機構から認証を受けた他の生涯研修プロバイダーから付与された単位は有効とする。ただし、日病薬病院薬学認定薬剤師制度研修カリキュラムに沿った内容の研修会あり、かつ 通算50単位のうち10単位以下であること 

③毎年度(4月1日から翌年3月31日まで)10単位以上取得していること 

(3)日病薬病院薬学認定薬剤師認定試験に合格すること

日本病院薬剤師会ホームページ日病薬病院薬学認定薬剤師の認定要件から抜粋

一つ一つ細かく見ていきます

(1)本会正会員又は特別会員(保険薬局勤務・大学教員等の薬剤師)であること 

日本病院薬剤師会の会員になる必要がある

病院に勤務ならほぼ強制的に入会させられる。

年会費は1万円程度かかりますが、

病院側で全て負担してくれることもあります。

てつん

私の職場では
毎年4月に徴収されていました・・・

(2)過去3年度を通算して50単位以上を取得し、かつ①~③のすべてを満たすこと

日本病院薬剤師会具体的な研修項目一覧より添付
  • ①日病薬病院薬学認定薬剤師制度研修カリキュラムのうち、下記の項目の単位数を取得していること
  • ②薬剤師認定制度認証機構から認証を受けた他の生涯研修プロバイダーから付与された単位は有効とする。ただし、日病薬病院薬学認定薬剤師制度研修カリキュラムに沿った内容の研修会あり、かつ 通算50単位のうち10単位以下であること 
  • ③毎年度(4月1日から翌年3月31日まで)10単位以上取得していること 

3年間の間に幅広い領域の研修会へ参加をすること

領域は大きく分けて5領域ありますが、

領域毎に必要な最低単位数が決められており、

全ての領域で満遍なく研修を行なう必要があります。

てつん

例えば、分野Vの研修だけで
50単位獲得しても
認定薬剤師にはなれないよ

中でもⅠ,Ⅱ,Ⅳの分野の研修は開催自体が少なく、

なかなか単位を取得することが難しい傾向にあります。

見つけたら積極的に参加をするようにしましょう。

自分が参加する研修会がどの領域の研修会であるかは、

研修会の案内に載っています。

また、参加した研修会がどの領域の勉強会かわからなければ

研修参加シールにある番号を

以下のサイトで検索することもできます。

「日病薬病院薬学認定薬剤師制度のカリキュラム・単位確認リンク」

嫁様

一体研修会の案内はどこにあるの?

てつん

案内はDI(医薬品情報)室に
いけばわかると思うよ!
先輩薬剤師にも聞いてみよう!

私のいた病院では様々な勉強会の連絡は

全てメールで薬剤師全員に送信されていましたし、

DI室の前の掲示板にも掲示されていました。

3年で50単位という数字は一見大変に思いますが、

毎年開催される医療薬学会年会へ

毎年参加をすることで3年で30単位程度確保できます。

あとは各カリキュラム毎の

必須研修が20単位ですのでちょうど50単位クリアできます。

嫁様

もし忙しくて勉強会に
参加ができなくて、
単位が取得できない場合は
どうしたらいいの?

てつん

そんな人のために日病薬では
好きな時に好きなだけ
勉強できて単位も取れる
e-Learningが有料であるよ!

日本病院薬剤師会会員であれば

有料で好きなだけ研修ができる

e-Learningが存在しています。

すぐに単位が欲しい場合や

近くで研修会が開催されない場合は利用しましょう。

各領域毎の研修も用意されているため、

自分の足りない領域の研修のみを受けることも可能です。

日本病院薬剤師会 e-ラーニング

ただ、③にあるように毎年10単位以上の獲得が必要なので

1年目5単位、2年目15単位、3年目30単位といった

偏った単位の取り方ではダメです。

まずは広く浅く知識をつけていきましょう。

私が新人の時にかなりお世話になった書籍を載せておきます。

この本は広く浅く薬剤師の勉強をするには最適の本です。

研修会で得た知識を復習するのにとても役立ちましたし、

どの病棟へ配属されたとしても役に立つ1冊になっています。

📚 関連記事:新人薬剤師向けおすすめ書籍

単位が十分獲得できたら、認定試験へと移ります。

毎年1月頃、日本病院薬剤師会のホームページで

翌年度の日病薬薬学認定薬剤師受験申請についてのお知らせが届きます。

お知らせに従い、指定された期間内に

申請書をオンラインで提出しましょう。

その後に認定試験についての詳細が連絡される仕組みになっています。

てつん

受験申請期間は年1回のみ!忘れずにホームページをチェックしよう!

(3)日病薬病院薬学認定薬剤師認定試験に合格すること

最後に認定試験があります。

認定試験はWeb試験形式であり、指示された期間内に受験をします。

自宅でも職場でもどこでも受験することは可能です。

私の場合は同期と一緒に職場で受験をしました。

問題はランダムで出題されます。

過去問を用意していてもその問題が出るとは限りませんし、

同時に受験した人と同じ問題が出るとも限りません。

協力して受験をすることは不可能です。

さらに合格基準は受験者の成績上位10%の平均点の70%と

明記されていますので受ければ全員受かるとは限りません。

薬剤師は仕事をしている限りテストと切っても切り離せない関係性なんですね・・・

合格すると認定料金を支払って終了です。

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3年間フルで使用して計画的に研修単位を集めよう!

てつん

最後にてつんからワンポイントアドバイス!

日病薬認定薬剤師は3年かけて計画的に取得しよう!

各領域の専門薬剤師を取得するためには5年以上の実務経験が必要です。

症例を集める必要があり年単位で時間がかかります。

そのため、急いで日病薬認定薬剤師を取得しても

すぐに専門薬剤師が取得できるわけではありません。

逆に、早い段階で取得してしまうと認定料もかかりますし、

更新も早く訪れます。

新人薬剤師であれば尚更計画的に単位を集め、

3年目に日病薬認定薬剤師を取得し、

5年目には各種認定・専門薬剤師を目指していく

というプロセスが最短で専門の資格を取得できます。

何より資格の取得や持続にはお金がかかります。

最初の3年間で自分がどの領域の認定・専門薬剤師を

目指すのかを決め、計画的に自己研鑽をしていきましょう!

まとめ:認定薬剤師は「給料アップ・キャリア投資」

📌 3年計画で取得すれば、5年後のキャリアチェンジが有利に

1️⃣ 1〜3年目: 計画的に50単位取得+試験合格
2️⃣ 4〜5年目: 給料が良い病院・薬局への転職(年収 +50万〜100万円)
3️⃣ 5年目以降: 専門薬剤師へのステップ(昇進により年収 +100万円以上も可能)

📌 給料の現実

  • 現職昇進: 年収 550万 → 600万(3〜5年で +50万)
  • 転職による即給料UP: 年収 550万 → 650万(転職直後 +100万)
  • 専門薬剤師取得: 転職・昇進により年収 700万 を目指す

📌 次のステップ

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